中村梅雀さん主演の人気シリーズ第六弾。
五右衛門が殺人容疑で逮捕!?過去の冤罪疑惑を巡り、様々な人間の思惑が交錯する。
果たして五右衛門は己の潔白を証明し、真相に辿り着くことが出来るのか……?
あらゆる意味でシリーズ集大成といっても過言ではない要素満載、ジェットコースターのような怒濤の展開。
私は今回これを最終回のつもりで書いた。
二時間ドラマを6本ということは実質、連ドラ1クールと同じ。
いつか連ドラをピンで書きたい自分にとってこれは一つの目標でもあったのだ。
今回は特にゲストが豪華だった。
五右衛門の宿敵で彼を執拗に追い回す、ねちっこい刑事役を熱演したのは佐戸井けん太さん。
『踊る大捜査線』を観て以来、いつかご一緒したいと思っていた。
渡辺梓さんは『魔法戦隊マジレンジャー』に当時関わっていた私にとって嬉しい再会。
そして『なつやすみの巨匠』でお世話になった国生さゆりさん。
思い起こせばちょうどこの現場で映画出演のオファーをしたのだった。
『刑事の証明6』での鬼気迫る演技とは逆の、ちょっと抜けた感じの弁護士を演じてくれた。
とはいえ国生さんなので、一筋縄でいくキャラなわけはないのだが。
今回のハロヲタ注目ポイントは何と言っても、℃-uteのなっきぃこと中島早貴さんの出演だ。
しかも城下刑事(石川梨華)の妹役である。
以前から何となく雰囲気が似てるなあと思っていて、いつか共演して欲しかったのだ。
とまあ理想の布陣で臨んだ6作目。
内容もシリーズ最高の出来だと思ったし、裏番組もそんなに強力なわけじゃない。
これはイケると思ったのだが、とうとう今回で視聴率は一桁台に落ちてしまった。
といってもここ数年は二サス全体で数字が取れなくなってきており、8.0%は決して悪い数字ではないのだが、『釣り刑事』シリーズ続編の話はいったん保留となってしまった。
覚悟はしていたが、シビアな世界である。
が、放送から半年ほど経って『釣り刑事』シリーズは再び不死鳥のごとく蘇ることとなる。
これまでの実績とファンからの根強い人気のおかげだろう。
今後もこのシリーズは私のライフワークにしていきたいし、攻めの姿勢を忘れずにいたいと思う。
鈴木五右衛門…中村梅雀
城下香津美 …石川梨華
鈴木沙依 …原日出子
稲田隆蔵 …中本 賢
鈴木真里奈 …前島亜美(SUPER☆GiRLS)
三池千枝 …渡辺 梓
芦原良彦 …川野太郎
佐古泰介 …斉藤陽一郎
城下香那美 …中島早貴(℃-ute)
葉山紀一郎 …佐戸井けん太
泉加代子 …国生さゆり
八重樫久吉 …村田雄浩
脚本:入江信吾 監督:皆川智之