刑事の証明6

 

村上弘明さん主演のシリーズ第6弾。
現職の警察官が拳銃で射殺される事件が発生。使用されたのは10年前にある警官が紛失したニューナンブだった。さらなる事件を未然に防ぐべく、警視庁の広瀬が奔走する。

シリーズに新たな風を吹き込みたい、という理由でお声掛けを頂くケースが多い。
有り難いことである。
期待に応えるべく、長年温めていたネタも惜しみなく投入。
現時点で私の最高傑作と言えるかも知れない。

吉川監督の演出は手堅く、村上弘明さん加藤剛さんをはじめレギュラー陣の演技は安定感があり、硬派なサスペンスに仕上がった。

ゲストの国生さゆりさんはまだプロットの段階であったにも拘わらずオファーを快諾。
ヒロイン妹尾恭子の役柄に響くものがあったらしく、並々ならぬ情熱を注いで下さった。

国生さゆりさんのブログ

脚本家冥利に尽きる、とはまさにこのことである。
クライマックスシーンを見学させてもらったのだが、あまりの迫力に思わず涙。

そういった「熱」というものは画面を通して必ず伝わるものだと信じている。
その証拠に2011年の水ミス枠復活以来、歴代最高視聴率11.6%を獲得!

後日、Pから毎分グラフを見せてもらったのだが、今作は最初から最後まで全く数字が落ちていなかった。
22時からの『リーガルハイ』初回とまともにぶつかったにも拘わらず、である。

真犯人が判明した瞬間からガクンと落ちるのが2サスの常だと言われているが、決してそんなことはないのだということも証明した。
ただの犯人当てではなく、どんでん返しのためのどんでん返しでもなく、しっかり人間ドラマを描いていれば視聴者は最後まで興味を持って観て下さるのだ。
己の信念の裏付けにもなり、記念すべき作品となった。

メインキャスト:村上弘明、加藤剛、前田吟、筒井真理子、島英臣、河内浩、志村史人、加藤頼、安藤聡海

ゲスト:国生さゆり、小野武彦、不破万作、小沢和義、林泰文、遠藤要、夏原遼、斎藤清六

原作:森村誠一「単位の情熱」 脚本:入江信吾 演出:吉川一義